社会と科学知識 8
教師にしても、適切に教えることが出来るほどには科学知識を持ってはいません。
どちらにしてもSTS自身まだ理論的に混乱した状態にあるので、Aレベルでの正式なコースにしてしまうと、空理空論化して人を迷わせるか、表面的に混乱してしまうでしょう。
多くの生徒が、自分の受ける理科教育の幅を広めるのに、他の普通の科目を選ぶ代わりに選択するような、とっつきやすいコースが必要なのでしょうか。
それとも日常的なものとはいくらかかけ離れた学問の道に向かってまい進する、極めて少数の生徒だけが選ぶような手ごわい、小さくまとまった専門科目を求めるべきなのでしょうか。
STS教育が高校高学年のためのカリキュラム中で占めるべき場所は、一般科目のなかです。
この一般科目は、多くの場合即興的で、台本の無い活動であり、その内容や目的は学校によってどうしようもなくまちまちです。
この種の科目がずっと存在し続け、またどの程度認められるかといった問題は、すべて不確定です。
カリキュラムのこの部分に正式の試験を課するべきか、もし課するなら、その結果にどのような注意を払うべきかといったこともよく分かっていません。
これらの問題は0レベルとAレベルの2つの資格試験の将来のあり方に関する大きな決定に依存します。
この点に関しては終わりのない、混乱した論争が渦巻いています。