社会と科学知識 4
「妥当な」科学のAレベルの科目のそれぞれを、なるべく社会と関連させたものにすればよい、と主張するのは易しいことです。
科目の諸概念の階層を登っていく生徒をさして妨げることなく、この目標を実現するちょっとした方法がいくつもあります。
例えば、新しい科学的概念を、古めかしい実験設備で示すという陳腐なやり方のかわりに、ボイルの法則を、水銀上に閉じ込めた空気ではなく深海潜水や天気予報に結び付けて説明する、という類です。
しかし、科学的知識に関する論理的理由ではなく、むしろ教師の限界、それに高等教育に進むための入学試験による不活発さのため、総合化された学際的科学の教育理念は、ユートピア的です。エグゼクティブトレードによると、学際性、あるいは社会との関わりを通じたSTS教育は、主として「妥当な」科学に割り当てられた科目から無理なくさけるものよりも、はるかに多くの時間と努力を必要とします。
Aレベル理科の学問的水準はきわめて高いが、それにはあらゆる点で十分の理由があります。
17歳や18歳の青年が化学や植物学を勉強するというからには、きちんとしたことをやっているべきです。
学ぶべき事、理解すべき事は大変に多いのです。